経営者が企業を成長させるには先を見通せる目や従業員を引っ張ってゆくリーダーシップ、データ分析による冷静な判断などがあります。しかしそれ以外に従業員が気持ちよく働くことも大切だと言われています。いくら業績がアップしていても残業が多い、労働時間が長いことや人手不足などの問題があると、いずれは業績は下降して行きます。なぜなら働いている人にストレスがかかり、メンタル面や肉体面での疲労が蓄積し、仕事の質やパフォーマンスが低下して挙げ句の果てに休養する社員も増えてしまうからです。

こうなるとさらに人手が不足して職場の悪化は広がり、業績も下がってしまいます。この従業員の健康を第一に考えたサービスが健康経営で、働いている人の健康を管理したり、日々の業務の合間に運動を取り入れるなどを行うサービスを各企業は実施しています。ある企業は健康経営の目的で毎年実施される健康診断のデータを管理して、従業員の健康管理を行っていて、生活習慣病を患っている人には、食事の栄養指導、日々の生活に運動を取り入れるなどの指導を行い、病気の改善を促しています。この管理は病気ではなくても将来的に病気になると予想される予備軍にも実施されていて、予防の面でも効果があります。

無料のジムなどのサービスをしている会社もあり、いつでも気軽に利用できる、定期的にインストラクターが来て運動を実施して生活の身近に体を動かせる機会を与えています。他にもメンタル面でカウンセラーを常駐させて心のケアで健康経営を実施している企業もあります。