コーヒーサービスというとカプチーノのカップに泡で絵を描くイメージを持ってしまいがちです。しかしコーヒーはまず中身が大事だという方もみえるでしょう。コーヒー豆の種類は大きく分けて2種類に分かれます。エチオピア原産のアラビカ種、コンゴ原産のロブスタ種です。
アラビカ種は環境によってデリケートに変化する品種で、病害や霜害に弱いという欠点があります。けれど、その味の良さから全体の75~80%のコーヒー豆が、このアラビカ種です。ロブスタ種は、比較的低高度の気温の低くない土地でも育つ品種です。独特の香りがあり苦味が強く安価なため缶コーヒーによく使われています。
またカフェインがアラビカ種の2倍あり、全体の2~3%含まれています。つまりコーヒーサービスの店では主にアラビカ種が使われています。しかしコーヒーサービスの店で出すコーヒー豆は、同じ産地のコーヒー豆でも、出来た年や精製過程によって味も異なれば、同じ豆でも炒り方が浅めか深めかでも変わってきます。もちろん生産国や生産地によってもコーヒー豆の性質が異なりますし、豆の大きさによっても味に変化があります。
また、こうしたコーヒー豆を産地ごとに配合を変えながらブレンドして、オリジナルのコーヒーを作り出すのも、コーヒーマイスターの腕の見せどころです。よくバリスタという資格を聞きますが、資格を持ったコーヒーマイスターだと、カプチーノを入れて貰っても安心感があります。