2010年、当時の政府と厚生労働省は日本が本格的に高齢化社会に突入をしたと宣言をしました。2021年現在で約4000万人もの高齢者が存在しており、その数は2025年には5000万人をオーバーすると言われています。つまり、2人に1人が65歳の後期高齢者になることを表しているわけです。この影響で昨今では、新事業として健康経営サービスを開始するところが増加をしており、高い需要をマークしています。

健康経営サービスとひとことに言っても、色んなジャンルで区分をされているものです。ここではデイケアーサービスに焦点を合わせて、概要を解説していきます。デイケアーの目的は高齢者の健康寿命の向上となっています。一般的に健康経営事業所では、介護保険が適用されるので利用者の支払いは非常に少ないのがポイントです。

70歳以上になると、負担額が1割しか掛からないので、デイケアーだと毎月500円前後です。ここでは要介護支援を不要としている方を専門としており、通所型のサービスといわれています。理学療法士や介護士・社会福祉士が在籍をしており、運動機能の向上と認知症予防の簡単なテストを実施するのが特徴です。朝から夕方まで施設で過ごすのですが、希望をすれば入浴サービスを受けることもできます。

健康経営は単に介護を主軸にしているわけではありません。健康を維持しながら末永く自立をした暮らしを支援することも目的としている場所です。